Screening in Cambodia! カンボジアで上映会やりました!!
The film archive organization “BOPHANA” had a screening of “Dr. Bala”. I went there to appreciate for their support of using old Cambodian films. It was one of the hardest part to achieve in this film. A screening in Cambodia means a lot to me. ENT doctors said I couldn’t watch without tears. That’s awesome.
https://bophana.org/
Dr. Balaの映画にカンボジアが独自の映画や音楽で栄えていた頃の昔の映画を流したくて、その昔の映像を持っている団体”BOPHANA”に連絡したところ許可をもらわないといけない。その映像自体もなかなか残っていなかったり、ポルポト政権時代には芸術家ということも許されなかったので作品がなくなってしまっていたり、保存状態が悪かったりする。しかも誰がその権利を持っているのかそこにたどり着くのにすごく大変だった。国王が権利を持っている映画も多くて、コロナ禍の中カンボジア耳鼻科医に王宮へ行って、許可の申請をしてもらったりした。
Facebookなどで作品の監督の孫が権利を持っているとのことで許可をもらうことができたり最後のギリギリまで無理かと思った部分であった。その時にBOPHANAは根気強くサポートをしてくれたのでお礼を言いにいくと話をすると「ではそのタイミングで上映会をやりましょう」と言ってくれ、それが実現した。
大村医師やカンボジア耳鼻科医は手術が長引いていたこともあり、途中からの参加となったが、カンボジアで上映会ができ、彼らと一緒に映画を観れるのはとても格別な思いがあった。
カンボジア耳鼻科医からは「カンボジアの映画祭で観た時もそうだけど、今回も涙が出てきた」と言ってもらいとても嬉しかった。
映画の勉強を始めたカンボジアの学生さんにも「今まで観た映画の中で一番良かった」と言ってもらった。
今回のカンボジア滞在でまた一段と彼らの手術技術が上がっていたのだが、ちょっとやちょっとの上がり方ではない。これは専門で実際に見ないと伝わりにくい話なのだが、何も内視鏡のことを知らなかった彼らが今ではアジアのどこの国よりも鼻の手術は上手くなっており、日本と比較しても多くの耳鼻科医よりもカンボジア人の方が上手になっているという。すごいことだ!